●出雲大社


 出雲大社は島根県出雲市にある日本を代表する神社の一つである。古くは『杵築大社』と呼ばれていた。延喜式の名神大社、出雲国一宮で、旧社格は官幣大社。現在は神社本庁に属する別表神社、皇室からの崇敬も篤く現在16社ある勅祭社の一つでもある。

 日本神話によれば、大国主神が天津神に国譲りを行う際、その代償として、大きな宮殿を建てることを求め、造営されたのが出雲大社の始まりとされるが、天武天皇を大国主として祀っているので、創建は天武天皇以降である。島根県松江市大庭町にある神魂神社には716年に創建の伝承が残っており、出雲国造神賀詞の記録上の初見も716年(続日本紀)なので創建はそのころであろう。

 現在の本殿は延享元年(1744年)に建てられたもので、高さは8丈(約24m)であるが、かつての本殿は現在よりも高く、中古には16丈、上古には32丈あったと伝えられている。巨大神殿の存在を疑うむきもあったが、平成12年の地下祭礼準備室の建設の事前調査に際し、巨大な宇豆柱が発掘され巨大神殿の存在が証明された。

 現在出雲大社は「出雲大社平成の大遷宮」に伴い本殿を解体修理中で、その姿を見ることは出来ない。