●光明寺


 光明寺は京都府綾部市にある真言宗醍醐派の寺院である。山号は君尾山、本尊は千手観音。聖徳太子開基と伝わる。

 最盛期には72坊を有する大寺院であったが戦国時代に数度にわたる兵火を受け、伽藍の多くを焼失し寺勢は衰退した。明治維新以降も寺勢の衰退は進み、現在は江戸時代に再建された本堂など数棟を残すのみとなってしまった。

 山門の仁王門は昭和20年頃には大破寸前であったが、昭和25年から27年にかけて解体修理が行われ、その際上層の柱から「宝治二年(1248)」の墨書銘が発見された。棟札も発見され、その記載から、仁王門は仁治3年(1242年)から建長5年(1253年)にかけて再建されたものであることが判明した。建築様式は三間一戸、入母屋造、栩(とち)葺の二重門である

 現存する中世の二重門(下層と上層の境に屋根がある門)は極めて珍しく、また建築年代が判明している点も高く評価されており、修理後の昭和29年、国宝に指定された。北近畿唯一の国宝建築である。

 光明寺はあやべ温泉の奥にあるので、光明寺に行くにはあやべ温泉を目標にすると良い。仁王門の下まで車で行くことができる。温泉までのアクセスはあやべ温泉のHPに記載されている。

 あやべ温泉のHP: http://www.ayabeonsen.com/index.htm


  
 駐車場から仁王門までは10分ほどであるが歩道は整備されているので歩きやすい。もっともハイヒールなどの軽装は不可。

  


  
 秋の光明寺は紅葉の名所でもある。紅葉の見ごろは11月中頃から下旬。

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 裏側から見た仁王門

  
 仁王門の仁王像。出来はお世辞にも良いとはいえない。

  
 本堂に続く石段。荒れていている上、石段を覆うコケで滑りやすく、注意深く上り下りしなければならない。

  
 境内には手前から本堂、地蔵堂、鐘楼が建っている。

  
 左が本堂、右が地蔵堂。

  
 本堂全景 本尊は千手観音菩薩

  
 境内から見た仁王門。本堂から離れていることで焼失を免れたといわれている。見晴らしはよく光明寺が君尾山の中腹にあることが良く分かる。